U-17日本女子代表は13日、U17女子アジアカップのグループステージ最終戦で中国と対戦し、4-0と勝利。無傷の3連勝でグループB首位での準決勝進出を決めた。

タイとオーストラリアに連勝し、すでにベスト4入りを決めている日本。同じく連勝の中国とのグループ最終戦では前戦から先発6名を入れ替えた。

試合は9分、右サイドバックの菅原千嘉(マイナビ仙台レディースユース)がDFとGKの間に入れた鋭いクロスを佐藤ももサロワンウエキ(大商学園高)がダイレクトでシュート。これはポストに阻まれたものの、福島望愛(JFAアカデミー福島)がこぼれ球を蹴り込んで日本が先制点を奪う。

相手の中国はここまで3-0での2連勝。チームを率いるギャリー・ヴァン・エグモンド監督は、今年1月までニューカッスル・ジェッツの女子トップチームで指揮を執っていた58歳のオーストラリア人指揮官だ。

U-17中国女子代表は彼のもとでポジショナルなスタイルを標榜しており、日本戦でも丁寧なビルドアップからサイドの個を使って仕掛けていくサッカーを展開。試合中は監督からの積極的な声かけも目立っていた。

前半は日本がやや優勢の流れだったが、1-0で折り返した後半は五分の展開に。日本は今大会初めてとなる現地時間16時キックオフの試合ということで(ここまで2戦は19時キックオフ)、疲れもあってか守備で粘り強く対応する場面が増えていく。

しかし74分、3試合連続スタメンのキャプテン眞城美春(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)が裏へパスを送り、抜け出した菊地花奈(マイナビ仙台レディースユース)がGKのニアサイドを抜く落ち着いたフィニッシュで追加点。

86分にも高い位置でボールを奪った菊地が再びゴールを陥れると、後半アディショナルタイムにはコーナーキックから根津里莉日(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18)がダメ押しの4点目。中国との全勝対決を4-0でものにしている。

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U-17女子ワールドカップの出場権をかけた準決勝は、16日(木)に開催。日本は日本時間16時からグループA2位の韓国と対戦する。

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