「新幹線とバスケに続いて、サッカーでも盛り上げたい」

福井ユナイテッドFCを率いている藤吉信次監督は就任して3年目。その間に福井県の環境には多くの変化があったが、それについて以下のように話していた。

「新幹線がここまで通ったのは、僕が東京に帰りやすくなっただけではあるんですけど(笑)。ただ、福井がそれによって注目されるようになっている。そのような気持ちは選手も持っていると思います。

新幹線で盛り上がっているときに、サッカーでも盛り上げたい。バスケは昇格したので、サッカーもそうやって盛り上がっていきたい。そのような気持ちを持ってみんなが戦っています」

福井では先日B3リーグを戦っていたバスケットボールチームの「福井ブローウィンズ」が優勝を果たし、B2への昇格を果たしている。

新幹線開通による盛り上がり、そしてスポーツ面での成功。さらにサッカーでは今年照明付きの人工芝グラウンド「福井市フットボールセンター」が整備され、福井ユナイテッドFCも練習場として使用している。

この数年で多くの変化が起こっている福井県の環境。その流れに乗って福井ユナイテッドはJFLへの扉を開くことができるのか、間違いなく注目度は高まっている。

そして、福井ユナイテッドは6月23日に「北陸新幹線の終着点」でもある敦賀市で新潟医療福祉大学FCとの試合を行うことが決定している。

敦賀駅は福井県の南部を東西に結ぶ小浜線、関西を結ぶ琵琶湖線や湖西線、さらに名古屋までを結ぶ特急しらさぎの起点でもある場所だ。新幹線開通で最も盛り上がりを見せている街の一つで、ホームが増設された駅にも観光客が多く訪れており、自動販売機で冷凍のふぐ(てっちり、てっさ)が売られているという珍しいところも。

この試合で福井ユナイテッドは「小浜線に乗って福井ユナイテッドFCの応援に行こう」というキャンペーンを行っており、小浜線を利用すれば試合観戦が無料になる上、オリジナルグッズが贈呈されるとのこと。

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他にも嶺南地方の6自治体(敦賀市、美浜町、若狭町、小浜市、おおい町、高浜町)在住の方は「WEB申し込みで先着400名」「会場で先着100名」を無料招待するという。

会場となるのは敦賀市の総合運動公園にある陸上競技場。敦賀駅からはコミュニティバスの最短の路線でおよそ15分ほど。レンタカーであれば10分ほどで到着する。

福井ユナイテッドはこのあと6月9日11時に敵地で富山新庄クラブとの北信越フットボールリーグ首位攻防戦を行い、その後23日に上記の新潟医療福祉大学FC戦に臨む予定だ。

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