全国大会に向けて大きな自信に
仙台大の総理大臣杯の最高成績は4強だが、昨季同杯初戦は中央大にPK戦の末に惜敗した。プロ内定者を5選手抱える近年屈指の世代を有していたチームの敗北、そして悲願の全国制覇をライバル富士大に先を超されてたため、悔しすぎる敗退となってしまった。
ただこの激戦を制した都築主将は「(富士大に勝利したことで)全員にとって大きな自信になったと思います」と胸を張る。
昨季同杯初戦と同じPK決着となったが、全国制覇を果たした宿敵を打ち破っての勝利は格別だ。イレブンは最後まで集中を切らさずにボールを追いかけ、富士大を圧倒する内容を見せて優勝カップを高く掲げた。
東北王者として全国大会に乗り込むチームは、この勢いを初戦にぶつけたい。平山監督は「レギュレーションも変わって全チームが1回戦出場になっているので、いかに初戦を勝ち切れるか、そこで波に乗り切れれば。本当に初戦が大事だと思っています」と初戦突破に意欲を燃やば、攻守でチームのタクトを振るった都築主将は「今年入ってからチームとして全国で勝てるチームづくりをいままでやってきて、こうして東北チャンピオンという立ち位置で全国大会に出られる。自信を持ちながら全国でも勝てるようにやっていきたいです」と意気込んだ。
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東北では常勝と言われてきた仙台大だが、東北の大学サッカーのレベルの上昇により苦しむ試合も年々増えつつある。それでも絶対王者として横綱相撲で押し切る強さは健在だ。今季総理大臣杯で東北王者はどのような結果を残すのかに注目していきたい。