多くの日本人選手を保有するシント=トロイデン。17日に行われたベルギー1部第4節デンデル戦では、日本人6選手が先発起用されたが、3-3の引き分けに終わった。
新天地デビュー戦だったGK小久保玲央ブライアンにとってはほろ苦いものになってしまった。
そうしたなか、『VoetbalNieuws』は、小久保のプレーをめぐる“ゴーストゴール”判定が物議を醸していると伝えている。
後半30分、小久保がパントキックを試みた際、蹴ったボールが相手FWに当たって自陣ゴールに入ってしまったが、主審は得点を認めなかった。
昨季のクルブ・ブルッヘ対ユニオン戦で同様のプレーがあった際にはゴールが認められたため、今回の判定が物議を醸しているようだ。
元審判のティム・ポッツ氏は、相手FWが動いたことで、小久保を積極的に妨害したとして、得点取り消しを支持している。
「彼(相手FW)がただ立っていたり、一直線に離れていく時にボールが当たっていたら、認められていただろう。昨季との違いは、好きなところに蹴ることができたユニオンGKが、相手に向かって蹴るリスクを冒した点だ。だから、彼は不用意にも当ててしまい、得点は認められた」
一方、セルジュ・グミニー元審判は、今回も得点が認められるべきだったと考えているという。
「主審は大きなミスを犯した。ボールがラインを越える前に笛を吹き、VARの介入を妨げてしまった。
あそこではVARが映像を確認できるように数秒待つべきだった。以前なら、このような得点は常に取り消されていたが、近年はあのエリアはそれほど厳しくなくなった。
だからこそ、私はあの得点が認められるべきだったというほうに傾いている。近年のUEFAの指示によれば、これも得点になる」
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2018年のCL決勝では、レアル・マドリーFWカリム・ベンゼマがリヴァプールGKロリス・カリウスのミスから奪ったゴールが話題になった。
小久保のケースもこれと同じように得点として認められるべきだったということのようだ。