2大会連続初戦黒星を阻止へ

これまでサムライブルーはW杯アジア最終予選でつまずいてきた。2大会連続でアジア最終予選初戦を落としており、大会の入りが課題として取り上げられてきた。守田もこの傾向を問題視しており、今大会の初戦は悪い流れを断ち切る覚悟だ。

「2次予選までの戦いとまったく違ったものになると思います。2大会連続で初戦は悔しい想いからスタートしているので、そうなると次の試合から厳しい戦いになってくる。まずは初戦を勝つことがチームの勢いにつながると思います」と3大会ぶりの最終予選勝利を掲げた。

対戦相手の中国代表との通算成績は16勝8分10敗と勝ち越しているが、強力な帰化選手や多重国籍を招集してチーム力を高めつつある。実力はベールに包まれているが、日の丸を背負う侍たちはこの舞台まで着々と準備を重ねてきた。

「(シーズンが)スタートしましたけど、各々のコンディション、パフォーマンスを上げることが代表の活動に活きてくると思う。そういう思いでみんな所属チームでやってきたと思う。ここからチームとして一つになっていく必要があると思います」と意気込んだ。

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初戦の中国戦は5日午後7時35分に埼玉スタジアム2002で開催される。日本の汗かき役として活躍してきた守田が、ピッチ上でどのように成長したプレーを見せるのかに注目したい。

(取材・文・写真 浅野凜太郎)

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