瀬古歩夢

24歳DF/グラスホッパー所属

続いてもスイス1部から、セレッソ大阪時代から大器として期待され、日本代表としても3試合の出場記録がある瀬古歩夢だ。

セレッソ大阪では2021シーズン、パリ五輪世代の西尾隆矢と若きセンターバックコンビを組み、翌2022年1月にグラスホッパーへ移籍。すぐさまレギュラーポジションを確保した。

2023年3月にはA代表デビューも飾っているが、東京五輪で同じくバックアップから本大会メンバー入りした町田浩樹の現在の充実ぶりを考えると、年齢的に3歳年下とはいえ焦る気持ちはあるだろう。

今季もここまでリーグ戦全6試合にフル出場。チームでのパフォーマンスを外部からの高評価につなげたいところだ。

高丘陽平

28歳GK/バンクーバー・ホワイトキャップス

2022年、横浜F・マリノスをJ1優勝に導く立役者の一人となり、自身初のJリーグベストイレブンに輝いた守護神。

翌2023年2月にMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスへ電撃移籍すると、1年目から35試合に出場。今季もここまでレギュラーの座をガッチリと掴んでいる。

類まれなビルドアップ能力を備えるだけでなく、ゴールキーパーとしての技術向上にも余念がない28歳。実力的には間違いなく日本代表クラスだ。

ただ、森保一監督は高身長GKを好む傾向にあり(高丘は182cm)、またアジア最終予選を戦う上で、カナダから中東や東南アジアへの参戦は移動距離などの面から不利。本人が熱望する日本代表入りのためには条件をもう少し整える必要がある。