かつてアーセナルでプレーしていたことで知られるイングランド人FWジェイ・エマニュエル=トーマスが、ロンドンのスタンステッド空港で逮捕された。
ジェイ・エマニュエル=トーマスは9月2日にバンコクからロンドンへと飛んだ飛行機に乗っていたが、空港で彼のスーツケースの中から60万ポンド(およそ1億1000万円)相当の大麻が発見されたという。
『Metro』によれば、国家犯罪対策庁の職員によって即座にジェイ・エマニュエル=トーマスは身柄を拘束され、尋問を受けたあとに逮捕された。
19日にはカーライル治安判事裁判所でこの事件に関する審問が行われる予定で、それまでジェイ・エマニュエル=トーマスは拘留されるとのことだ。
彼自身は麻薬を密輸しようとしたという意図を否定しているとのことで、弁護士のナサニエル・ギャズビー氏は「彼は裁判で汚名を晴らしたいと熱望している」と公式に声明を発表している。
記事によれば、ジェイ・エマニュエル=トーマスとともに28歳と32歳の女性も麻薬密輸罪で逮捕されているとのことで、彼女らは10月1日にチェルムスフォード刑事裁判所に出廷する予定だそう。
ジェイ・エマニュエル=トーマスは1990年生の33歳で、8歳からアーセナルのアカデミーでプレーしたアタッカー。2008年にトップチームへと昇格し、公式戦5試合に出場した経験がある。
アーセン・ヴェンゲル監督からも「彼は傑出したタレントで、ゴールを決められる才能がある。右足も左足も、ゴール前でのプレーは信じられないほどすばらしい」と評価されていた天才だった。
ただブラックプールやドンカスターなどへのローン移籍を経て2011年に退団すると、その後は様々なクラブを転々とするキャリアを送り、現在はスコットランド2部のグリーノック・モートンに所属している。