オーストラリアサッカー連盟は23日、代表チームの新指揮官にトニー・ポポヴィッチ氏(51)を任命したことを明らかにした。
オーストラリア代表は現在行われている2026年ワールドカップのアジア最終予選で6チーム中5位に沈んでおり、先週、2018年からチームを率いていたグレハム・アーノルド監督が辞任していた。
元オーストラリア代表DFのポポヴィッチ氏は、現役時代にサンフレッチェ広島やイングランドのクリスタル・パレスなどでプレーした経験を持つ。
引退後には指導者となり、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ時代の2014-15シーズンにはオーストラリア勢で初となるACL制覇を成し遂げている。直近では国内のメルボルン・ビクトリーを指揮していたが、今年6月に退任していた。
ポポヴィッチ氏は、「これは間違いなく、私と私の家族にとって非常に誇らしい瞬間。期待に応えられるように全力を尽くす」と話していた。
前任であるアーノルド監督は広島時代のチームメイトであり、日本代表の森保一監督にとってはアーノルド監督に続いて再び元チームメイトが代表の指揮をとることとなった。
ちなみに、同姓である鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督はセルビア系のオーストリア人、トニー・ポポヴィッチ氏はクロアチア系のオーストラリア人である。
オーストラリア代表は来月10日にホームで中国代表と、15日にアウェイで日本代表と対戦する予定になっている。