元フランス代表DFラファエル・ヴァラン(31)が25日、自身のSNSで現役引退を表明した。
ヴァランはRCランスの下部組織出身で、17歳の時にトップチームデビューを果たし、2011年夏に18歳でレアル・マドリーへ完全移籍で加入した。
レアルでは公式戦360試合に出場し、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇など合計18個のタイトルを獲得。2018年にはフランス代表としてワールドカップ制覇も成し遂げた。
"世界最高のDF”として評価を受けていたヴァランだが、2021年夏に移籍したマンチェスター・ユナイテッドでは度重なる負傷に悩まされた。
今夏には契約満了でユナイテッドを退団し、元スペイン代表MFセスク・ファブレガス監督が率いるイタリアのコモへフリーで加入したが、デビュー戦となった8月11日のコッパ・イタリア1回戦サンプドリア戦で左ひざを負傷していた。
ヴァランは「僕は僕自身に最高の基準を課している。試合にしがみつくのではなく力強く戦い抜きたい」と引退の理由を語り、「ありがとう、フットボール。愛を込めて」と感謝の言葉を述べた。