満身創痍でイラクとの首位攻防戦へ
韓国代表は15日に勝ち点7で並ぶ2位イラクとホーム(龍仁ミルスタジアム)で直接対戦する。
イラクとは今年1月にアジアカップ前のトレーニングマッチで対戦し、このときは韓国が1-0で勝利した。しかし、イラクはアジアカップ本大会で日本に勝利してグループDを首位で突破するなど実力を証明した。その後、ヨルダンに敗れてベスト16で同大会を後にするも、ワールドカップ予選7試合で6勝1分と無敗が続いている。
さらに、9月のオマーン戦で肋骨を負傷し、今回の代表ウィークには間に合わないと予想されていたイラクのエースFWアイメン・フサイン(カタール1部アル・ホールSC)がイラク代表に電撃復帰。10日のパレスチナ戦ではチームを勝利へ導く決勝点を奪っている。アジアカップでも日本から2得点を奪ったエースストライカーは、韓国にとっても大きな脅威となるだろう。
イラクとのグループ首位攻防戦を目前に控える中、FWソン・フンミンとFWファン・ヒチャンの不在は韓国代表にとって大打撃であることは言うまでもない。
それでも今月10日のヨルダン戦では、負傷者が続出した点を除いて希望が持てる内容だった。
試合序盤はヨルダンの前線からのプレッシャーに手を焼くも、徐々にペースを取り戻した。落ち着いて相手を引き込み、ボールを保持して試合をコントロール。守備面ではDFキム・ミンジェ(ドイツ1部バイエルン)とDFチョ・ユミン(UAE1部アル・ジャジーラ)を中心にヨルダンのショートカウンターに冷静に対処した。途中出場した21歳のMFペ・ジュノ(イングランド2部ストーク・シティ)が1アシスト、23歳のFWオ・ヒョンギュが1得点を記録するなど、これまで目立ったチャンスを作れなかった若い選手が躍動した。
11回目のワールドカップ出場のためには、危機的状況を打破する新戦力の活躍が不可欠だ。
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韓国とイラクのグループB首位攻防戦は、日本時間15日午後8時からDAZNでライブ中継される。