日本代表は15日に埼玉スタジアム2002でオーストラリアとのW杯アジア最終予選を戦う。
オーストラリアはオセアニアからアジアサッカー連盟に鞍替えして以降、日本とは何度もしのぎを削ってきた。
2006年W杯では本大会で対戦。日本はオーストラリア相手に先制するも終盤に3失点して逆転負けを喫するトラウマ的な体験をしている。
オーストラリアを率いるトニー・ポポヴィッチ新監督は、2006年W杯メンバーとして日本戦の逆転勝ちを経験している(出場はしていない)。
『News.com.au』によれば、そのポポヴィッチ監督は、15日の日本戦を前にこう述べていたそう。
「2006年は特別な日だった。あの結果にはいまだに笑顔になるし、(15日の)夜もまた笑顔になれることを期待している。だが、日本サッカーがとてつもなく進歩したことも理解している」
2006年W杯の再現を期待しつつ、日本代表が格段に強くなったことも認めていたようだ。
同紙も「対照的に今日のオーストラリア代表は、選手時代のポポヴィッチ監督がいた当時の『黄金世代』のレベルには達していない」と現実を伝えていた。
当時のオーストラリアはフィジカルを前面に押し出す闘いで日本を苦しめた。ただ、最近はフィジカルサッカーからの脱却を図っているが、新たな戦い方を見出すのに苦労している。