11月に行われる代表戦に向けて各国が招集メンバーを発表している。そうしたなか、18歳の選手がドイツ代表の招集を断ったことが話題になっている。
それはハイデンハイムで10番を背負うMFパウル・ヴァーナー。彼はバイエルン・ミュンヘンが保有する逸材で、バイエルン時代の2022年1月には16歳と15日というクラブ史上最年少でブンデスリーガデビューも果たしている。バイエルンでヴァーナーをデビューさせたユリアン・ナーゲルスマン監督は、現在ドイツ代表を指揮している。
『Bild』によれば、ヴァーナーは、招集を断った理由についてこう説明していたそう。
「ご存じの通り、僕とユリアンは素晴らしい関係にある。僕らはずっと前から知り合いだし、連絡も取り合っているからね。
基本的には数週間前にも言ったように、今後数か月の間にできるだけ成長したいと思っているし、最終的な代表の問題にもあまり対処したくない。自分の道を進んで、成長を遂げたいだけさ。(来年は)U-21ドイツ代表として普通にプレーして、そこで足跡を残すことを楽しみにしている。そこで一歩一歩、自分の道を進みたい」
まだフル代表は早いということだろうか。
ヴァーナーはこれまでドイツのユース代表でプレーしてきたが、生まれた国であるオーストリア代表でもプレーできる。本人はドイツ代表入りを考えているようだが、そのことについてはこう述べていた。
「一般的に2つの国でプレーするチャンスがある選手について大騒ぎしすぎさ。それに利用されたくないし、フル代表選手としての地位を明確に持続的に獲得して、それに値するものでありたい」
彼はオーストリアで生まれた後、ドイツで育った。父はドイツ人の元サッカー選手でもあるが、両国の国籍を持っているそう。
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