イギリス紙『Daily Mail』は14日、マンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーを務めるジム・ラトクリフ氏が経費削減策の一環として、ユナイテッドの障碍者サポーター団体『MUDSA』への支援金を半減させることを検討していると報じた。

ユナイテッドでは、ラトクリフ氏の就任以降、従業員の削減やチームスタッフに支給される弁当のコストカットといった経費削減策を続けており、批判が集まっている。

障碍者サポーター団体では、クラブからの支援金をもとに様々なイベントを行っており、その中でもユナイテッドの選手たちも参加するクリスマスパーティは、初実施された1989年以来毎年実施されている。この企画は、社会貢献を望む選手たちからも好評だったことで知られている。

同紙によると、ユナイテッドのある関係者は「これはまさに不名誉だ。彼らが言っている数字はほんの一部で、その印象は恐ろしいものになるだろう。クラブは魂を失ってしまったようだ。障碍者サポータークラブは常にユナイテッドの重要な部分を占めてきたが、監督への賄賂や十分ではない選手の獲得にどれだけのお金が浪費されているかを見れば、このようなことを正当化するのは非常に難しいだろう」と語り、懸念を表明しているという。

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選手獲得のために、大切なものを失い続けるラトクリフ体制下のユナイテッド。サポーターの支持まで失ってしまうのではないだろうか。

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