試合レポート(後半)
しかし、後半に入ると様相が変わる。
20人登録のJクラシックスはFW李忠成(OUT久保竜彦)らメンバーを入れ替えフレッシュな動きを見せる。強度が少しずつあがり、前半はお互いほとんどなかったようなプレスも見せることも。
スタジアムは選手交代に混乱を見せたのか中西哲生が入ったのにも関わらわず、岡野雅行の表記。実は、今大会では同じ背番号が認められているために、スタジアム側が混乱したようだ。DF岡野雅行の表記ミスはなかなかに驚いた。(実際はその後に岡野雅行は途中出場、いきなりのダッシュで会場を沸かした)
さすがに疲れを見せたのかワールドレジェンズは立て続けに失点、ついには2-3と一気に逆転されてしまう。
試合前には「楽しみたい」というコメントが多かったワールドレジェンズの面々だが、ちょっとスイッチが入ったようだ。
明らかにパススピードが上がりワンタッチ、ツータッチで華麗なパス回し。前日は、「(サルガドを残して)全員オフェンスだ」と語ったマテラッツィだが、そのマテラッツィをDFに1人残し、マテラッツィのロングフィードを何度か試みるシーンも見られた。
試合はそのワールドレジェンズが逆転。
途中出場のハビエル・サビオラが現役時代を彷彿とさせるようなDFラインからの裏抜けで同点弾を決めると、EURO2000で英雄となったダヴィド・トレゼゲがその勝負強さを発揮して決勝点を決めている。
ワールドレジェンズが4-3と再逆転で勝利をおさめた。
試合後、Jクラシックスの岩本輝雄は「7、8年前なら入っていたかも」とミドルシュートが入らなかった悔しさを見せた。
ワールドレジェンズは、キャプテンのミチェル・サルガドを中心に優勝カップをかかげて大盛り上がりを見せた。サルガドは試合後のインタビューでメンバーをたたえた。
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