2026年W杯に向けたアジア最終予選で日本代表と同じグループCを戦うインドネシア。
帰化選手でチームを強化してきたインドネシアは、今月から来月にかけてASEAN三菱電機カップを戦う。
そのインドネシアと同カップで対戦するベトナムは、元Jリーガーを帰化選手として招集するようだ。
『VTC』によれば、ベトナム代表を率いる韓国人のキム・サンシク監督は、グエン・スアン・ソンことラファエルソンを招集するとのこと。
ラファエルソンは1997年生まれの27歳、2018~2019年にはべガルダ仙台でプレーしたブラジル人FWだ。
2020年1月からベトナムのクラブでプレーしてきたが、現地に移住したのは2019年12月からだそう。そのため、今年12月にFIFAの規定に基づく移住期間要件を満たすことになる。
彼は「ベトナム代表でプレーできれば、人生最大のチャンスになる。友人や家族はみんな、とても喜んでいる。ベトナムは私にすべてを与えてくれた。故郷のように感じている。代表監督が呼んでくれれば、いつでも準備ができている」と話していたそう。
ラファエルソンは昨季24試合で31ゴールを記録し、ベトナム国内リーグ史上最多得点記録で得点王になっていたとか。ベトナム代表としては4人目の帰化選手になるというが、公式大会に出場するのは初のケースになるそうで、「史上最も特別な帰化選手」とも伝えられている。
ベトナムのキム監督は、6日に代表選手リストを33人から26人に絞った後に9日の開幕戦に備えるとのこと(試合に登録できるのは23人)。
なお、グループBを戦うベトナム、インドネシア、ラオスを率いるのは韓国人監督。一方、グループAはカンボジア(行德浩二暫定監督)、タイ(石井正忠監督)、シンガボール(小倉勉監督)を日本人監督が率いている。