ベトナムサッカー連盟は、フィリップ・トルシエ監督との契約解除に合意したと発表した。
3月26日付けで契約を終えることになり、「トルシエ監督はチームの成績が期待に応えられなかったためにベトナムのファンに謝罪した」としている。
ベトナムは26日に行われたインドネシアとのワールドカップアジア二次予選に0-3で敗戦。21日のインドネシア戦にも0-1で敗れており、これで7連敗となったことでトルシエ監督との契約解除を決めた。
地元紙『Tuoi Tre News』は、「サッカー連盟はインドネシア戦惨敗でトルシエ監督と契約解除。ホームサポーターの前で屈辱的な敗北」と伝えている。
敗戦直後のトルシエ監督は辞任の可能性を問われてもはぐらかしていたというが、結局はチームを去ることになった。
トルシエ監督は2023年3月から率いたベトナム代表での14試合で4勝10敗という戦績。当初は2026年までの契約があり、手当てを含めて5万ドル(757万円)以上の月給を得ていたとのこと。
契約として2024年にはW杯二次予選突破、ASEAN三菱電機カップ2024(11月開幕)でのメダル獲得が盛り込まれていたというが、インドネシアに2連敗したことでその目標はほぼ達成不可能となっていた。