自分と同世代の選手たちが引退しつつある現実も…
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2024年の齋藤学は、J2昇格に向けて熾烈な戦いを続けたアスルクラロ沼津の一員として、33試合(22日時点)に出場し、チームを支えている。
試合の途中から起用される場面が目立っているが、FC琉球戦(9月21日)では華麗なパスワークから狙い澄ましたシュートを決め、今季初ゴールをマーク。テゲバジャーロ宮崎(11月10日)では途中出場ながらも、後半終了間際に同点に追いつくゴールを決めて健在ぶりを示した。
「もっとギラついてもいいんじゃないかと思うことがあるんですけど、それだと僕が起点になるプレーが減って、チームのバランスを崩してしまうかもしれない。チームが勝つために足りないところを補いつつも、得点やアシストを増やしていきたい。自分と同世代の選手たちが引退しつつある現実も見え隠れしますが、自分自身にさらに磨きをかけて、クラブと共に成長し、一緒に上を目指していけたら」と話すその言葉からはチームへの配慮がありながらも、今も衰えることがないゴールを追い求めるストライカーらしさも覗かせる。
【インタビュー】齋藤学がアスルクラロ沼津に入団を決めた理由「今の自分を試してみたいと思えた」
「応援してくださる皆さんのためにも沼津をJ2 昇格に導きたいという思いでやってきました」と今季を振り返る齋藤だが、終盤の失速も影響し、残念ながらその目標にはあと一歩届かなかったが、幾多の試練を乗り越えてきた34歳のプレーにこれからも注目したい。