石井正忠監督が率いるタイ代表は、8日に行われた東ティモールとのASEAN三菱電機カップ初戦に10-0で勝利した。14日の第2節マレーシア戦にも1-0で勝利し、2連勝を飾っている。
ただ、『Thairath』は、「何が起きたのか。石井監督はロッカールームに戻ったが、『マダム・パン』は選手たちと一緒にファンに感謝を述べた」、「石井監督が『マダム・パン』や代表選手たちのようにファンへ感謝の意を伝えに行かなかったことが問題となり、ドラマが巻き起こった」と伝えていた。
バンコクで行われた試合後、タイの選手たちはスタンドのファンに感謝を伝えていた。石井監督はそれを途中で切り上げたが、選手たちはランニングトラックまで出て行ってファンに挨拶をしていたのだ。
なお、マダム・パンことヌアンパン・ラムサム氏は、タイ大手の保険会社の会長兼CEOを務める女性実業家で、タイ代表のチームマネージャーでもある人物。
石井監督は、次のシンガポール戦に集中するためにファンへの感謝を途中で切り上げたと説明していたそう。ただ、挨拶せずにロッカーに帰ったわけではなく、(ランニングトラックまでは行かなかったものの)ピッチ上でファンへの感謝を示していたそう。石井監督とマダム・パン氏に「意見の相違があったわけではない」とのこと。
なお、ベトナムメディアは「今大会では、石井監督とタイが抜群の強さを見せている」と伝えている。