パフタコールの苦戦はウズベキスタン代表の強化につながっている

アル・アインの不調は外国籍選手の保有人数と成績が比例していないものの、西地区の順位全体を見ると、外国籍選手枠の数が少ないリーグに所属しているクラブは苦戦を強いられている。

昨シーズンのウズベキスタン王者パフタコール・タシュケントはACLE6試合で勝ち星がなく9位に低迷している。

アル・アイン戦でボールに足を伸ばすパフタコールFWドニョル・アブドゥルパノノフ

ウズベキスタン1部の外国籍選手枠は5。

パフタコールは4人の外国籍選手をチームに登録しているが、ACLEではここまでキルギス人MFキミ・メルクとセルビア人FWドラガン・チェランのみを起用している。

西地区の出場クラブでは珍しく、主力のほとんどが自国出身の選手だ。

パフタコールがACLEでは苦戦を強いられている一方、ウズベキスタン代表はワールドカップ・アジア3次予選グループAで2位につけている。

前回のワールドカップに出場したイラン、カタールと同居する厳しいグループで奮闘を続けている。

自国の代表選手が多くプレーしているクラブが、質の高い外国籍選手を揃えるサウジアラビアやUAEなどのクラブと対戦する機会が増えたことにより、結果的に代表チームの強化につながっているのかもしれない。