ポルトガル1部リーグのジウ・ヴィセンテで10番を背負う藤本寛也。
東京ヴェルディで育成された25歳の技巧派レフティは、ハットトリックを含めて10月までに5ゴールを奪う活躍を見せ、9~10月のリーグ最優秀MF賞にも選ばれた。
ただ、0-0のスコアレスドローとなった22日のスポルティングCP戦で後半途中からの出場になると、今年最終戦となった27日のアロウカ戦ではベンチ入りしたものの起用されず(試合結果は1-1)。
『O Jogo』によれば、ブルーノ・ピニェイロ監督は、藤本ではなく23歳のアルゼンチン人MFを先発起用したことについてこう説明していたそう。
「藤本がプレーするのは常に、あるいはほぼ常に理にかなっている。しかし、選手にはチャンスの瞬間があり、我々はそれを生かさなければいけない。現時点では、チームにもっと貢献できる選手が他にもいた。前半までは選手たちはとてもよくやっていた。つまり、戦術的な選択だった。それだけだ」
現時点で藤本よりも貢献できる選手を起用したということのようだ。藤本の契約は今季限りとなっており、日本代表入りのためにも来年夏の去就が注目される。
なお、4勝6分6敗の10位につけるジウ・ヴィセンテは、1月6日に2025年の初戦を戦う。