ポルトガル2部のオリヴェイレンセは現地時間23日、MF上笹貫剣がいわてグルージャ盛岡より完全移籍で加入することが決定したと発表した。
上笹貫は1999年5月4日生まれの25歳。東京都出身で14歳の時に渡米し、大学までアメリカでプレーしたあと、2022年にいわてグルージャ盛岡へ加入。3シーズンで計10試合1ゴールを記録していた。
岩手は昨季限りでJ3からJFLへの降格(Jリーグ退会・JFL参入)が決定。その中で今年に入り1月1日、上笹貫のオリヴェイレンセへの完全移籍が発表されており、今回、オリヴェイレンセからもそれがリリースされた形となる。
オリヴェイレンセは、横浜FCが進めるマルチクラブオーナーシップ(MCO)の系列クラブ。現在ポルトガル2部で最下位となっており後半戦での巻き返しを目指している。
以下は岩手公式に掲載されていた上笹貫のコメント。
「いわてグルージャ盛岡に関わる全ての皆様、3年間ありがとうございました。
2度の降格という屈辱。その一言に尽きます。
それでも、僕の成長の為に常に前向きな言葉をかけてくれた歴代の監督、コーチングスタッフ、どんな状況でも変わらず切磋琢磨してきたチームメイト、いつも力強い後押しをしてくれるファンサポーターの方々と共に闘えた事は、僕にとってかけがえのない財産になりました。
でも、やっぱり振り返ると悔しさや後悔、そんな言葉しか出てきません。
娘が産まれたこの地に胸を張って戻って来られるよう、新たな道を歩むことを決意しました。
その日まで、共に闘いましょう」
ちなみに、上笹貫は『名字由来net』によれば全国20,371位のレア名字。全国におよそ220人しかいないという。