現在ガンバ大阪への移籍が噂されているユールゴーデンのトルコ人FWデニズ・ヒュメット。
先日は移籍金2500万クローナ(およそ3億5000万円)で交渉が合意に至ったという報道もあったものの、その後ユールゴーデンのスポーツディレクターを務めるボッセ・アンデションがそれを否定している。
そのような状況の中、『aftonbladet』はクラブのトレーニングキャンプに参加しているヒュメットのコメントを掲載していた。
「その噂は聞いているよ。ただ、この件についてボッセ・アンデション(スポーツディレクター)や代理人と話をする時間はなかった。
正直に言えば、この件についてなにも考えてはいない。僕はその日を全力で生きる人間なんだ。毎日のトレーニングに集中して、ユールゴーデンのために尽くしている。
僕はここに来て1年になる。ユールゴーデンを愛していると言うと、多くの人は信じないかもしれないけどね。サポーターの応援を感じているし、居心地もよく、一瞬一瞬に感謝しているんだ。ここでプレーできることに誇りを感じている。
自分はいま28歳。今年29歳になる。ユールゴーデンに来た時にも言ったが、冒険には興味があるし、それが起こり得る年齢だ。ボッセとの対話はあるし、すべての関係者にとっていい話があるのならばそのときに考えるよ。ただそれはユールゴーデンに感謝していないという意味ではない。
当然ながらお金の面はサッカー選手にとってなんらかの役割を果たすものだし、興味深いものでもある。それが違うと言ったら嘘になるよ。大多数の人々、大多数のサッカー選手がそれを理解しているはずだ。
ただ、サッカーを始めた理由はお金ではないからね。ユールゴーデンに来たときにも違った選択肢はあったが、僕は飢えた気持ちを重視してここに決めた。そして、それが結果的に素晴らしいものになったんだ」
ヒュメット自身はまだ移籍についての具体的な話は聞いておらず、噂としてメディアで見ている状況であるとのこと。
また移籍が起こる可能性は否定していないものの、自分自身はユールゴーデンで満足をしており、もしオファーがあっても退団にこだわることはないと説明しているようだ。