大金を投じて獲得したアンディ・キャロル(3500万ポンド)、ステュワート・ダウニング(2000万ポンド)、ジョーダン・ヘンダーソン(1600万ポンド)が、その期待に応えているとは言えず、ホセ・エンリケやルイス・スアレスの売り時も逃したことについても各方面から指摘を受けるリヴァプール。さらに、先日には、フットボールディレクターとしてプレミアリーグ屈指の評価を受けてきたダミアン・コモリの退団も発表されるなど、フロント批判はサポーターを中心に膨れ上がるばかりだ。

だが、同クラブの会長トム・ワーナーは、これまでの方針に自信を持っているようだ。ネガティブな声が増える中、「戦略に間違いはない」と強調した。

「我々は確固たる戦略を持ち、皆でそれに同意した。もちろん、実行できなかったプランもあったが・・・」

「そして、その戦略はこれからも強化していくし、継続していくつもりだ。まず、ファーストチームを支える組織固めが必須だと考えている。さらにその上で、移籍市場でのターゲットを絞り、来季の戦力アップを図りたい」

「率直に言って、我々が行ったこれらの決断は本当に素晴らしいものであると考えている。何故なら、ボストン(当オーナーは2010年まで大リーグのボストンレッドソックスで会長を務めた)ではこの考えを元に実績を上げてきたし、8年間に渡って優れた監督とGMと共に数々の成功を掴んできた。それは、安定性を求めてきた結果であると言える」

「だが、今はアクションを起こさなければならない時だ。シーズン終了が迫り、夏の移籍市場も近付いてきている。これまでの経験から言って、いかに迅速に動くかが大事になってくるだろう」

「しかし、私は、今のチームには勝利のために必要なタレントは揃っていると思う。フットボール界のあらゆるクラブと競合できるだけの力はあるはずだ」

「ただ、将来については話し合うべきだろう。先ほども言ったが、我々はしっかりとした戦略を持っている。後必要なのは実行力だ。そして、その中で、我々が感じたのは、『この戦略を実現させるためには、コモリは相応しい人物ではない』ということだった」

(筆:Qoly編集部 T)

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