今シーズンからラージョ・バジェカーノの監督に就任したパコ・ヘメス。 デポルティーボ・ラ・コルーニャなどで活躍した42歳の元スペイン代表CBは現役当時ラージョでもプレーしており、指揮官として古巣復帰を果たした。

そんな新指揮官に率いられたチームは開幕2連勝を飾るなどまずまずのスタートを切ったが、ここ2試合は1分け1敗。そんななか、今夜迎えるレアル・マドリーとの“ダービー”に向け『El Pais』のインタビューに応じた(動画はマドリー戦に向けての会見の様子)。


ーあなたの父親はフラメンコ歌手として知られていますが、家ではよくパーティーなどを?

「そうだね、家でリハーサルをやることも多かったから、影響力のある人間はよく来ていたよ。ギタリストやフラメンコ歌手・・・。 隣に住んでた人にとっては嬉しくなかったろうね」

ーそういったリハーサルを見ることは許されてた?

「うん、リハーサルはリビングでやっていたから。長時間になることも多かくて、私はボールでそこらじゅうに蹴ったりして遊んでた」

ー家ではフラメンコ以外の音楽も聴きました?

「いや、16歳のときに英語の音楽をやりはじめたんだけど、父に『なんでなんだ?』って言われて」

ーそのお父さんをどう見ていますか?

「今になってわかったことだけど、両親が自分のためにしてくれたことを感謝している。最近、父の具合がよくなくてね・・・」

ーフラメンコは諦めたんですか?

「私の歌を聞いたら、なぜフットボールを選んだか分かるはずさ! 私の声は綺麗じゃないからね。とはいえ、ギターはやるよ」