さきほどノエビアスタジアム神戸で開催された、 阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ「KOBE DREAMS vs. JAPAN STARS」。

1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震に端を発する阪神淡路大震災のチャリティの一環として、ヴィッセル神戸に関係する選手たちが日本代表経験のあるドリームチームと対戦した。

"WE NEVER FORGET 1.17"とプリントされたユニフォームを着用した選手たち。中村俊輔や楢崎正剛、小川慶治朗ら現役選手に加え、中田英寿や名波浩、前園真聖ら日本サッカー界を彩ったスター選手たちが一同に集結し、スペシャルマッチが開催された。

試合は45分ハーフの90分で行われたが、両チームの選手たちがゲストとして随時テレビ中継に参加し、実況の寺西裕一氏、解説の水沼貴史氏とともに視聴者を盛り上げた。

さて、そんなこの日の放送席にはあの選手も登場した。

先日、横浜FCとの2015年シーズンの契約を更新し、もうじき48歳を迎える“キング"こと三浦知良である。

前半途中に放送席に腰を据えた三浦は、かつての同僚“野人"こと岡野雅行氏とともに様々なエピソードを繰り広げる。2度のグアム合宿を経た三浦は、つい昨日帰国したばかりだという。

そんな三浦は放送の中で、隣にいた岡野氏に向けてこんなことを話していた。

またあの日みたいにゴール決めたいね、岡ちゃん」

三浦によれば、以前岡野氏とともに神戸に在籍していた頃、岡野氏のクロスから得点を挙げたことがあったそうなのだ。岡野氏も当時のことはしっかりと覚えており、「浦和を退団してすぐの試合だった」と当時の記憶を話し場を盛り上げる。

そしてしばらくして三浦はまた当時のことを振り返ったのだが、この時彼の口から出てきた言葉がすごかった。

「2002年5月11日です」

なんと、その試合が行われた日付けを記憶していたのだ。岡野氏を含む中継陣は驚くほかなかった。

三浦はこれまで幾多の得点をあげてきた。その全てを記憶しているわけではないが、ところどころでそういった日にちを記憶しているようだ。こういった天賦の才能こそみんなから愛される所以だろう。

ちなみに、三浦はこの直後2002年から2003年であると修正している。実際に調べてみると・・・

公式記録には「2003/5/11」の文字。お見事である。

【厳選Qoly】「人生で一、二を争うくらい辛かった…」ソサイチ選手を襲った溶連菌感染症の恐怖

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら