イングランド3部の開幕戦、ドンカスター対ベリー戦でなんとも珍しい出来事があった。

スコアレスで迎えた後半アディショナルタイム、ドンカスターはスローインからベリー側にボールを返そうとしたのだが…。

ドンカスターFWハリー・フォレスターが蹴りかえしたボールは相手GKを越えてまさかのゴールイン…。

この意図しないゴールに両チームは紛糾。『BBC』によれば、審判が両ベンチと相談した結果、ドンカスター側がバリーに同点ゴールを“あげる”形で決着したとのこと。

開幕戦の後半アディショナルタイムに起きた、まさにありえない珍事であった。なお、試合は1-1の引き分けで終了している。

試合後、バリーのデイヴィッド・フリットクロフト監督は相手の指揮官であるポール・ディコフをこう讃えていたそうだ。『dailyrecord』が伝えている。

「ポール・ディコフにこれ以上ない敬意を払う。まず最初に彼は(ゴールをなかったことにするために)審判にファールスローの判定を与えようとしてた。だがその後、リスタートから我々にゴールすることを許してくれた」

一方のディコフは審判側の対応に怒っていたそうで、「こんな事情で勝ち点3を手にするのはふさわしいことじゃなかった。マッチオフィシャルは我々を厄介に状況に押しやった。無効にできたはずだった。我々はドンカスター・ローヴァーズの名声を守りたかった」と述べていたという。

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