前節川崎フロンターレ戦の後半アディショナルタイムに劇的な勝ち越しゴールを決め、年間総合順位でトップに立ったサンフレッチェ広島。

24日に行われた2ndステージの第15節では敵地でヴァンフォーレ甲府に2-0と快勝し、同ステージの首位を守るとともに年間2位以内を確定させ、年末のチャンピオンシップ、来シーズンのACL出場権を獲得している。

貴重なドリブラー柏好文が負傷で離脱するなか“いぶし銀”の柴崎晃誠や出場機会を減らしていたベテラン山岸智ら日替わりのヒーローが穴を埋め、2シーズンぶりの優勝へ突き進んでいるが、この日はブラジル人FWドウグラスの先制ゴールがお見事だった。

千葉和彦からのロングフィードを、左サイドを深く突いた清水航平が直接ジャンピングボレーで折り返す。この高く舞い上がったマイナスのクロスはゴール前を大きく通り過ぎたが、ペナルティーエリアの外で待ち受けたドウグラスがこれまたダイレクトで蹴り込むと、シュートはDFの脇をすり抜け見事にゴールへ吸い込まれたのである。

ダイレクト+ダイレクト。これほど高いボールをダイレクトで繋ぐのは実に珍しく、まるで昔の『サカつく』で発生する「光プレー」のようであった。

『サカつく』のスーパーゴールは奇跡的なダイレクトプレーの連続で生まれる仕様である

2010年に徳島ヴォルティスへ加入して以来、今年が日本6年目になるドウグラス。

Jサポにはお馴染みの存在だが「助っ人」としては今一歩も二歩も頼りなく、広島への加入が決まった時は期待より驚きの声のほうが多かったはずだ。

しかし、「個」より「チームワーク」を重視する広島で、ある意味「日本人的」な特徴を持つドウグラスが思いのほかフィット。ここまで佐藤寿人を凌ぐ自己最多17ゴールを決めており、優勝を目指すチームの攻撃を牽引している。

チームによってここまで変わるものなのか…ドウグラスの生まれ変わったかのような活躍は、才能を持て余している選手の可能性を示してくれているようだ。

なお、敗れた甲府も他会場の結果によりJ1残留が確定している。