『SB Nation』は「かつてリヴァプールに所属していた元ドイツ代表MFディートマー・ハマンは、イングランド・プレミアリーグが危機に向かっていると話した」と報じた。

この数年グローバルなマーケットに進出したことによって放映権料が高騰し、一種のバブル状態に突入しているプレミアリーグ。

しかしその一方でチャンピオンズリーグの結果が劇的に向上しているわけではなく、依然として2011-12のチェルシー以降欧州制覇には手が届いていない。

かつてプレミアリーグを経験したハマンは『Kicker』のコラムで以下のように書き、イングランドのサッカーはむしろ危機に直面しているのではないかと主張した。

ディートマー・ハマン

「英国のサッカーは大きな問題に直面する。プレミアリーグは危機に向かって進んでいる。

次のシーズンが始まるときに得られる23億ユーロ(およそ3000億円)もの高騰した放映権料は、そのプレーのレベルを上げてくれるものではないのだ。

ただ単に縦に走ることが出来る選手に年間300万ユーロ(およそ3.9億円)を支払い始めたら、それは英国のクラブにとって危険なものになる。

この5年の間、イングランドのクラブは『お金は成功を保証してくれない』という最高の証明をしてくれた。お金は、ゴールを決めてはくれない。

バイエルン・ミュンヘンは長い間有機的に発展を続け、確実な手段においてチームをトップに高めてきた。

より多くのお金があることは、1つの影響を与える。

それは『イタリアのクラブは、ビダルを売るときにさらに1000万ユーロ(およそ13億円)を要求しただろう』ということだ。

新たに入ってきたお金は、移籍と、そして高くなる給与にすぐに使われてしまうんだ」

「ブンデスリーガは、攻撃的で、技術的に洗練されたスタイルがあり、最も魅力的な商品を提供できていると思う。ここのファンは、クラブとの関係も維持している。

しかし、イングランドでは高額になるチケット、そしてアジアやアメリカへのツアーによって、ファンがクラブとの関係を失う危険に直面している」

「(イングランドに移るペップ・グアルディオラ監督について)

英国のスタジアムの雰囲気を見て、彼は『ウンターハヒンク(ドイツ4部)か?』と思うんじゃないかな」