EURO2016、呼ばれる可能性は?

現在最も活躍しているフランス人ボランチと言えるエンゴロ・カンテであるが、そのたたき上げのキャリアの関係から、年代別のチームに至るまで代表歴は一切ない。

もちろん、ルーツを持っているマリのサッカー協会も彼に大きな関心を寄せているという。ただ、普通に考えれば招集の誘いは行っていると思われるため、おそらくカンテ側が断っているのだろう。

これだけのプレーを見せ続けたことで、ついに代表に招集された。ただフランスの中盤は激戦区である。

フォーメーションは4-3-3であり、MFの枠は3枚、サブを含めればおよそ6枚だ。

ほぼ当確となっているのがヨアン・キャバイ(クリスタル・パレス)、ブレーズ・マテュイディ(パリ・サンジェルマン)、ポール・ポグバ(ユヴェントス)。



サブとしてはムサ・シソコ(ニューカッスル)、モルガン・シュナイデルリン(マンチェスター・ユナイテッド)が常連で、残りの枠は1~2枚しかない。

そして、そこにはマクシム・ゴナロン(リヨン)、リオ・マヴバ(リール)、ラサナ・ディアラ(マルセイユ)、ジョフレイ・コンドグビア(インテル)、ジョシュア・ギラヴォギ(ヴォルフスブルク)らが控える。

また、ストーク・シティに移ったジャンネッリ・インブラもおそらく競争相手になってくるはずだ。

ベンゼマが招集停止となったために主要なストライカーはオリヴィエ・ジルー(アーセナル)しかいないというのに、一方で中盤はなんとも分厚いものだ。

自国開催の重要な大会まで半年を切った。ディディエ・デシャン監督ももはや大きなリスクを冒す時期ではないと考えてはいるだろう。

しかし、逆に言えば中盤には「固まっていない1枚の枠がある」とも言える。そこに、今替えの効かない選手になっているマテュイディの控えとしてカンテを入れることを決断するかどうか?

レスター・シティがこのまま快進撃を続けたならば、おそらくデシャン監督もその考えを持ち始めるはずだ。

プレミアリーグを席巻し大きな話題になっているレスターであるが、実はEURO2016のホスト国の運命も左右するかもしれない!

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