『Belfast Telegraph』は「ウガンダの難民キャンプで仕事をしているトム・ギル氏は、レスター・シティのホーム最終戦を見たいとチケットを求めた」と報じた。

トム・ギルは30歳。慈善団体で働いている英国人で、現在はウガンダの難民キャンプで子供たちに遊び場を構築するという仕事をしている。

彼は子供の頃からの熱狂的なレスターファン。土曜日にキングパワー・スタジアムで行われる最後のホームゲームを観戦したいと、そのチケットをなんとかして手に入れたいと請願しているのだ。

既に所有していたバイクを売却して、飛行機も予約しているとのことだが、残念ながらも試合のチケットだけがない。彼は取材に対して以下のように話し、なんとか誰かのサポートが得られないかと訴えたという。

トム・ギル

「月曜日の夜にリーグ制覇が決まった後、私はチャレンジしてみることを決めたんだ。チケットを手に入れようと。それに、5000倍のオッズが付くとしてもだ。

従って、水曜日にバイクを売って、飛行機のチケットを取った。金曜日に向けてだ。木曜日の英国時間18時までがタイムリミットだ。英国に飛ぶかどうかのね。

その時になったら、私はチケットを持ってイングランドへ行くか、あるいは持たずに行くか、それとも損失を抑えるためにキャンセルするかを決断する。

知っているんだ。このチケットを求める人は山のようにいて、誰も他の人を助けるようなことは出来ないということも。しかし、試してみる価値はある。

私は物心が付いたときからフォクシーズ(レスター)のファンだった。シーズンチケットを持っていたし、アウェイゲームにも行った。カップ戦にも。子供の頃から、兄弟や家族とね。

10代のころはフィルバート・ストリートでキッチンのポットを掃除し、野菜を準備する仕事をしていた。毎試合ホームでは後半を見て、アウェイのチケットを買った。兄弟と共にイングランドのあらゆる地域へと行ったよ。

イングランドにいるときは出来るだけ多くの試合を見た。ウガンダに来てからも、地域のバーでレスターの試合を見ているよ。それは自分にとって日常だ。

18時の〆切は、自分の決断を促してくれるだろう。しかし、多くのサポートを受けている。昔の友人、そして全くの初対面の人々まで。今シーズンは全てが可能だと信じている」

なお、彼は月曜日にユニセフとの会議を控えているため、すぐにウガンダへと戻らなければならないという。

英国での木曜18時は、日本時間では金曜の午前2時に当たる。果たして彼のレスター愛は通じるのだろうか?

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