弱冠18歳での代表デビューから18年間に渡り、アイルランド代表のエースに君臨し続けてきたロビー・キーン。

このほどついに代表からの引退を決意し、オマーンとのラストマッチに臨んだ。そこでは驚く様なスーパーゴールを決めて、去り際を自ら飾ってみせた。

試合が行われたのはダブリンのアビバ・スタジアム。57分にベンチへと下がったキーンには、およそ3万人のサポーターたちからスタンディングオベーションが送られた。

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万雷の拍手を受けたキーンがマーティン・オニール監督やスタッフ、そして選手たち全員とハイタッチする様は感動的!

スタンドには妻のクロディーンさんの姿も。また、2人の息子ロバートくんとハドソンくんもスタジアムにやって来ていた。

ロビー・キーン

「自分にとってとてもタフで、そしてエモーショナルな夜だった。

僕を支えてくれた全ての人達にただただ感謝したい。そして、こう伝えたい。このチームでの18年間の全てをエンジョイしたと。

皆が僕にゴールを決めてほしいと思っていたし、そうやって締めくくれたことが嬉しいよ。

このチームをファンとしてくつろいで見ることを楽しみにしている」

「(代表が)恋しくなるかって?もちろんそうだろうね。

僕の人生と家族にとって大きな一部だった。間違いなく恋しくなるよ。でも後悔はない」

ちなみに、この日のゴールによりキーンのアイルランド代表での得点数は68に到達した。これは伝説的ストライカー、ゲルト・ミュラーがドイツ代表で記録した得点数と同値(ドイツ史上では2位、1位はクローゼの71点)。マーティン・オニール監督はこの記録のことを気に掛けていたと明かしていた。

マーティン・オニール(アイルランド代表監督)

「当初は20~25分の出場予定だった。

(前半30分にゴールを決めた後)ハーフタイムにこう言ったんだ。『もう7分やる』とね。

もう1ゴール決めて彼(ミュラー)の記録を破るか、交代するかだった。そして彼は交代した」

「彼はゲルト・ミュラーと並んだ。すごい記録さ、ファンタスティックだ。

私が生きているうちに破られることはないだろう。

このロッカールームにいる若い選手たちでさえ、それ(記録更新)を見ることはないはずさ」

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