イタリア・セリエAのインテルは「経営最高責任者(CEO)を務めていたマイケル・ボーリングブロークが辞任した」と公式発表した。

マイケル・ボーリングブローク氏はイギリス生まれのビジネスマンで、メディア関係や世界的サーカスのシルク・デュ・ドレイユなどで辣腕を振るったあと、マンチェスター・ユナイテッドのディレクターを務めた人物。

2014年の夏にエリック・トヒル会長が彼をインテルに引き抜き、マネージメントディレクターとしてクラブの経営を引っ張ってきた。そして今年6月には、クラブを買い取った蘇寧グループの計らいによって取締役会のメンバーになっている。

ところが、それからわずか5ヶ月という段階でボーリングブローク氏はチームを離れることになった。その原因の一つは、フランク・デ・ブール監督の解任であると推測されている。

なお、その後任には蘇寧グループの副社長を務めているチャン・リュー氏であるとのこと。1976年生まれの彼は南京大学の卒業生で、スポーツマネージメントの方面で豊かな経験を持っている人物であるという。

当然このチャン・リュー氏が就任することによってインテルの経営に対する中国の影響力は更に増していくことが予想されている。

先日フランク・デ・ブール監督を解任したインテルは、現在その後任としてステファノ・ピオリ氏との交渉を行っていると報じられている。

しかし、ピオリ氏は昨季ラツィオを解任されたものの契約自体は残っているため、そのあたりの交渉が必要になっているようだ。

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