16日、イタリア・セリエAのペスカーラは「ズデネク・ゼーマン監督とともに記者会見を行う」と公式発表した。

先日マッシモ・オッド監督を解任したペスカーラは、新たな指揮官としてファビオ・リヴェラーニ氏やクリスティアン・パヌッチ氏などとともに、かつてチームを率いていたゼーマン氏と交渉を行っていた。

2011-12シーズンにペスカーラをセリエAに昇格させた名監督ゼーマン氏は、昨季限りでスイスのルガーノを離れてからフリーの状態となっていた。ファンにとっては「カリスマ」であるゼーマンの復帰を待つ声も多く、それに応える形になった。

ペスカーラのダニエレ・セバスティアーニ氏の会見によれば、これは残留を狙うための短期的な選択であると同時に、降格とセリエBでの戦いを視野に入れたものでもあるとのことだ。

現在、セリエAでペスカーラは最下位に沈んでおり、残留圏内の18位までは勝ち点13の差がある。その為、ゼーマン氏の復帰はどちらかと言えばやはり来季に向けてのものと考えるべきだろう。

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