ブラジルのパラナ州選手権、アトレチコ・パラナエンセ対コリチーバのクラシコは試合直前に急遽中止となってしまった。

ネット放送をめぐり、両クラブ側とパラナ州サッカー連盟が対立したのが原因だと伝えられている。

そんななか、この試合の前にコリチーバのファンが憲兵に銃撃され亡くなっていたようだ。『Globo』や『ESPN』が伝えている。

憲兵たちはコリチーバのファンを、コウト・ペレイラ(コリチーバのホームスタジアム)からアレナ・ダ・バイシャーダ(アトレチコ・パラナエンセのホームスタジアム)までエスコートしようとしていたという(距離的には5kmほど)。

だが、ファンと憲兵との間に混乱が生じ、事態を収束させようとした際に誤って銃が発砲されてしまったと、当局側は発表したようだ。

コウト・ペレイラ前で胸に被弾したコリチーバのファンは15歳の少年だったとされている。彼は病院へと搬送され、手術を受けたものの息を引き取ったという。

すでに当局は事件について捜査中で、当該の憲兵からも聞き取りを行っているとのこと。両チームのサポーターたちは試合日の朝から、街中で何度か衝突していたとも伝えられている。

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