──店内はヨーロッパ風ですが、コーヒーに関しては日本のものなんですね。

ヨーロッパ風って僕らの好きなもので固めているようなものなので。内装はヨーロッパのもの、コーヒーはこっちのもの。

でもドイツのほうがコーヒー先進国なので、浅煎(あさい)りのコーヒーなんかも美味しいものは多いし。(僕らは)たまたま飲んでこなかっただけで、特にヨーロッパにこだわったとか日本にこだわった感じじゃないです。僕と僕の兄ちゃんが好きなもの、出したい、いいと思うものをここにまとめた感じですね。

──去年の開店から約5カ月経ちました(取材日3月29日)。驚いたこと、苦労したことはありましたか。

コーヒー自体を淹れるのも提供するのも初めてだったので、この勉強にすごく時間がかりました。あとはやっぱり従業員さんたちは飲食で働いていて、すごく知っている方だったので「こういうもんだよ」「こうやったら上手くいくよ」とか。「こういう配置でこういうオペレーションで」とすごく毎日が勉強でした。その辺が結構覚えることがいっぱいでしんどかったことと、思ったより人が来てくれているところがうれしいですね。

──このカフェの高聖さんのお勧めメニューを教えてください。

僕はパンにこだわっていて、白い食パンなんかをドイツでは食べなくなって。向こうは黒いパンだったり、全粒粉のパンだったり、雑穀だとかライ麦が主流で使われているので、そういったパンが主体です。

うちのトーストは雑穀のパン、雑穀と全粒粉のパン、ライ麦とスペルト小麦(古代小麦)を使ったパンを使っているので。そういったところはこだわりだと思いますね。

──神戸はパン屋が多く栄えている地域です。神戸に来てパンについて感じたことやいい店はありましたか。

日本でドイツパンをやっているところに、実際はこんなんじゃないよって思ったりすることとかが多かった。その中で、ビオブロードさん(芦屋市)は美味しいなって思いましたし、今パンを作ってもらっているビアンヴニュさん(東灘区)はすごく上手にパンを作っていると思います。