30日、天皇杯の準々決勝が各地で行われ、ロアッソ熊本はヴィッセル神戸をPK戦の末に下し、クラブ史上初のベスト4進出を決めた。

J2勢で唯一ベスト8に残った熊本。NHKのBS1で中継された試合は、「BS劇場」に相応しい劇的な展開となった。

60分に平川怜の鮮やかなゴールで熊本が先制するも、87分に神戸のジェアン・パトリッキが同点弾。

1-1で延長戦にもつれ込むと、熊本は交代枠を使い切った後に途中出場のDF酒井匠が負傷し、10人での戦いを強いられることに。

さらに、延長後半にはU-17日本代表FWの道脇豊までもが肩か胸を痛め、9人でなんとか終了のホイッスルを迎えた。

しかしPK戦に人数は関係なし。最後は5人目で登場したキャプテン平川が落ち着いて左上に蹴り込み、J1で優勝争いを繰り広げる神戸との激闘を制している。

大黒柱としてチームを勝利に導いた平川。試合後には「ここまで来たら優勝しかない」と力強く語っていた。