21日に行われたセリエA第21節のウディネーゼ対ミラン戦。

ミランGKマイク・メニャンがピッチを去ろうとしたことで、試合が一時中断する事態が起きた。

メニャンは相手サポーターから人種差別を受けたと主審に伝えるとピッチから立ち去ろうとしたのだ。

一旦ロッカールームに引き上げたメニャンらミラン選手たちはその後、ピッチに復帰。試合はアウェイのミランが3-2で劇的な逆転勝利を収めている。

試合後、メニャンは「人種差別はいい加減にしろ。我々は行動を起こさなければいけない。こんなプレーはできない、変われなければいけない」、「モンキーチャントが聞こえた」などとコメント。

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FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も、以下のような声明を出している。

「土曜にウディネとシェフィールドで起こった出来事は、まったく忌まわしいものであり、一切容認できない。サッカー界でも社会でも人種差別やいかなる差別も許されない。土曜の出来事によって影響を受けた選手たちを全面的に支援する。

すべての利害関係者が行動を起こす必要がある。まずは学校での教育から始め、未来の世代がこのようなことはサッカー界や社会の一部ではないということを理解するようにする。

3段階のプロセス(試合中止、試合再停止、試合放棄)に加え、人種差別で試合を放棄させたファンのチームに対する自動的な没収試合の実施、人種差別主義者には世界のスタジアム入場禁止と刑事告発を行わなければならない。

FIFAとサッカー界は、人種差別とあらゆる差別の被害者に全面的な連帯を示す。人種差別反対!いかなる差別も許さない!」

20日には英2部コヴェントリーの選手もシェフールド・ウェンズデイ戦で人種差別被害を受けたとされている。

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