日本代表、惜しくもオランダに敗れてしまいました。最終戦のデンマーク戦で勝利してグループステージ突破を果たして欲しいです。大会10日目はグループFの2試合とグループGの1試合が行われます。前回王者イタリア、優勝候補ブラジルが登場します。
初戦は2試合共に引き分けだったグループF。本日の第1試合は、勝ち試合を落としてしまったスロバキアと世界王者の粘り腰で引き分けたパラグアイの対戦です。
スロバキアにとっては最終戦のイタリア代表を迎える前に勝ち点を積んでおきたい1戦。ヴィテク、ヴァイス、シェスタークら攻撃陣は好調であり、格上と目されるパラグアイを崩すには、ハムシークの覚醒が必須でしょう。
イタリア戦を無難に引き分ける事に成功したパラグアイ。ワールドカップでの実績は上とはいえ、好選手をを揃えるスロバキア相手に油断はなりません。イタリア戦では攻撃陣があまり機能せず。カバニャスの代役を大会中に探し当てられなければ、グループステージ突破は厳しいかもしれません。
パラグアイ戦では守護神ブッフォンが負傷退場。大会中の復帰は難しいかもしれません。ピルロの代役に起用されたマルキージオはトップ下の荷は重すぎた印象です。チームに希望を与えたのはシモーネ・ペーペ。リッピ監督の秘蔵っ子が、ようやく花開いた格好だ。全体的に低調な出来。「死んだふり」はいつまで続くのでしょうか。
ロスタイムの同点劇で劇的な勝ち点1を拾ったニュージーランド代表。3敗もやむを得ずという下馬評を見事覆す事に成功しました。しかし、全体的なレベルは低く、イタリアから勝ち点を得るのは困難でしょう。それでも、スロバキア戦で見せた闘志溢れるプレーでジャイアント・キリングを目指して欲しい所です。
北朝鮮に手こずったカナリア軍団と、ポルトガル相手に引き分ける事に成功したエレファンツの対戦。死のグループGは、1戦1戦が非常に重要な試合です。
ブラジル代表は北朝鮮の善戦に手こずりましたが、世界最高の右サイドバックであるマイコンのスーパーシュートで先制し、エラーノが追加点を決める事で初戦を無難に乗り切りました。しかし、大黒柱のカカとエースFWのルイス・ファビアーノは不調。特にカカは誤魔化し気味のプレーに終始したと言わざるを得ません。選手交代を含めたドゥンガ采配に注目です。
コートジボワールは、ブラジルとの対戦は似たようなチームであるポルトガルとの対戦後だけに組みやすしかもしれません。エースのドログバはギプスを付けたまま途中出場。試合を追うごとにコンディションを上げるでしょう。彼を中心としたアフリカ最強のタレント軍団が、優勝候補大本命にどのような戦いを挑むのか注目しましょう。