2011年4月16日(土) - エスタディオ・ド・ヴァルジン(ポヴォア・デ・ヴァルジン)
Varzim
1
0-0
1-0
0
Arouca
ラファエル
80'
得点者




3部降格圏に沈んでいるヴァルジンが、本拠地で上位のアルーカを撃墜。あと5試合を残し、残留という目標にむけて大きな勝ち点3を奪取。コヴィーリャの結果待ちではあるが、一時的に14位に浮上し降格圏を脱出した。

苦戦を続けているだけあって戦力的には厳しいヴァルジン。後がない状況であるため、引くことなく最終ラインを上げ、ゲームをコントロールしようと試みていた。しかし前線がなかなか生きる場面がない。一対一では勝てないので、ワンツーやダイレクトのポストワークで裏を狙うというプレーも試したが、得点機を作れなかった。ティアゴ・テローソとアンドレ・カルヴァーリョのチャンスメイクも生かせず。

後半に入ってもなかなか決め手を見いだすことが出来ずにいたが、59分にチアゴに代わってピッチに入ったサルヴァドールが救世主となる。ヴァルジンユース出身、弱冠19歳の小柄なウインガーが見せた果敢なドリブルが、試合の流れを一気に変えた。

出場からまもなくバイタルエリアをえぐってチャンスを作り、73分にはスルーパスに自ら飛び出してキーパーと一対一になって決定的なシュートを放った。マルコによってプロ初得点はあげることが出来なかったが、80分に彼が基点となって決勝点が生まれた。

カウンターから左サイドを持ち上がりチームを押し上げると、すかさず右サイドに移ってクリアされたボールを拾う。中央方向にドリブルで仕掛けてスペースを作り、右サイドにスルーパスを送った。それにチアゴ・ロペスが飛び出してクロスを入れると、中央にラファエルが飛び込んでシュート。これがネットを揺らし、勝ち点3を導く先制点となった。


(筆:Qoly編集部 K)


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