「世界最高クラブ」との称号を欲しいままに未だに躍進し続けるバルセロナ。

「チームの枢軸の多くを自前産、いわゆるカンテラ産でまかない、不足部分を他クラブから補う」という手法は今や世界中のクラブの理想モデルになりつつあるが、補強戦略において数多もの失敗を繰り返してきた歴史があることも忘れてはならない。

『Bleacher Report』などに寄稿しているコラムニスト、アラン・ジアンが「バルサ史上に残る最悪の契約」をまとめていたのでご紹介しよう。

アルフォンソ(from レアル・ベティス in 2000)

レアル・マドリーの下部組織育ちで1995年に移籍したレアル・ベティスで能力が覚醒。スペイン代表にも名を連ねたように、当時は同国屈指のストライカーとして認知されていたが、1650万ユーロでバルセロナに移ってからはまるで借りてきた猫のようだった。最終的にはリーグ通算2得点という惨めな成績を残し、2002-03シーズンに古巣のベティスへ帰ったが、1ゴール当り825万ユーロという出費はバルサにとってあまりにも痛かった。

ジェラール(from バレンシア in 2000)

「ラ・マシア」の出身でユース時代から注目を集めていたが、トップチームには至らず、その後に移籍したバレンシアで大爆発。多方面から高い評価を受けて、2000年にバルセロナに戻ってきた。2005にはリーグ優勝を経験するなど、準レギュラーとして“それなり”の成績を残したが、2200万ユーロをかけて呼び寄せてくれた古巣の期待に応えられたかは怪しいところ。とにもかくにも、怪我が多く、右膝軟骨損傷、左膝十字靭帯断裂、恥骨炎、左足筋肉裂傷など、様々な故障に悩まされた。