元韓国代表DFソン・ジョングクは3月27日、自身のエージェントを通じて現役を引退することを発表した。

「昨年天津泰霎セを退団して以来、新しいチームを探していたが見つからなかった。引退を決断するには時間がかなり必要だった」

ソン・ジョングクは1979年生まれの33歳。2002年の日韓ワールドカップでベスト4に進出したヒディンク・コリアの一員として戦い、ポルトガル戦ではルイス・フィーゴを抑えるプレーで名を上げた。

大会後は小野伸二選手が所属していたフェイエノールトに移籍し、3シーズンをオランダで過ごした。語学力不足と故障が重なりオランダではあまり活躍できず2005年に帰国。その後、水原三星ブルーウイングス、アル・シャバブ、蔚山現代、天津泰霎セでプレーし、昨年限りで契約を解除し無所属の状態が続いていた。

東亜日報のインタビューでは引退の理由についてこう話した。

「2月に母が亡くなった後、モチベーションが失われたのは事実だ。家族と過ごす時間を増やしたいと思っている。いくつか国内のチームから話はあったが、新しい出発の時だと思った。

周囲の友人にも話していなかった。妻にはしばらく前に話したが、まだやれないのかと反対された。6才の娘と5才の息子は、パパがサッカーに行かないことを喜んでくれたけど」

引退後は少年サッカーの指導者を目指すという。

「少年サッカーの指導に関わりたい。サッカーをしたい子供たちを管理して、才能がある選手をエリートとして育成する体系的なシステムを作りたい。龍仁市と既に話をしており、積極的に支援して頂けることになっている」

(筆:Qoly編集部 K)

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