Japan
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0
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0-0
0-2 |
2
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Turkey
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得点者
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57' 74' |
大岩(OG) エレン |
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トゥーロン国際大会の開幕戦は我らが日本とトルコが対戦した。五輪までわずかというタイミングでの重要な準備試合。また、昨年の散々な成績からの成長を見せて欲しいところである。
試合の開始からしばらくは悪い流れではなかった。相手のビルドアップ自体はそれほど怖くはなく、それなりにプレスを連動してかければボールを奪うことが出来、最初に少し苦しんだロングボールに気をつければあまり問題はないように感じられた。時間が進むと、徐々に酒井のオーバーラップが攻撃のアクセントとして機能し始め、ボールがピッチを広く動く場面が増加し、ラインも上がって相手のFWをゴールから遠ざけた。
しかしその展開が長く続かなかった。トルコが酒井の攻撃参加を警戒し始めると、徐々にボールが運べなくなっていった。前線にボールが入ったときのサポートが乏しく、飛び出しやダイレクトで動かしていける形をなかなか作れない。繋げない展開になると、ラインも下がり、プレッシャーも掛からなくなってくる。序盤からちょこちょこと見られていたパスミスも、致命的なものになり始めていった。
するとトルコの攻撃の良さが表れてくる。スピードあるウイングの突破、そして両FWの豪快なプレー、激しいタックルで当たってくるボランチ。日本はこれらに押され、どんどん劣勢になっていった。
そして後半になると、さらにトルコは「勝てる」と踏んだか圧力を強めてきた。再開から短い時間でセットプレーから2度相手をフリーにさせるミスを犯した後、57分に先制点を許す。右サイドからのエムレのFKを、ニアに入ってきたアイクトがバックヘッドを敢行。これが空振ったところを途中出場の大岩が触ってしまい、味方のゴールに決めてしまう。
ビハインドとなった後も日本は全く良いところが見られず、よりトルコにチャンスが生まれる展開だった。そして73分にはさらに失点を喫する。左に移った吉田が途中出場のハクタンに裏を抜かれ、折り返しを許すと、さらにピッチに入ったばかりのエレンがニアに飛び込んで来て、ゴールに押し込まれてしまった。
時差が少なく、しかも5月半ばから既に合宿に入っていたトルコと比べれば、日本が状況として不利なことは間違いない。しかしそれを差し引いても、チームの連動に関しては非常に不満が残る出来であった。
予選でやってきたようなサイドの裏への放り込みはせず、しかもショートでの繋ぎには動きがついて来ないのでは、どういう攻めをしたくてどういう意識付けをしているのかがまだ統一されていないという事になる。
直前合流のためにコンディションの悪さがあることはもちろん分かるのだが、ほぼこのチームで初プレーの指宿が一番生きているようでは、今まで何をやってきたのかと言われかねない。今一度、どのようなチーム戦術を実現するためにどのようなプレーが必要なのかを見直して貰いたい。
(筆:Qoly編集部 K)