先日、米・MLSのカンファレンス・ファイナルでシアトル・サウンダーズを下し、MLSカップ・ファイナルへの進出を決めたロサンゼルス(LA)・ギャラクシーは19日、ヒューストン・ダイナモとのファイナルを最後に元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカムがクラブを離れることを発表した。

現在37歳のベッカムは、スペインのレアル・マドリードに在籍していた2007年1月にLAと契約し、シーズン終了後の同年夏に加入。加入から2007、2008シーズンとプレーオフ進出を逃し、米国での“サッカー”の注目度の低さか周りのレベルの問題からか当初は苛立ちを見せることも少なくなかったベッカム。2008、2009シーズン終了後のオフに2度、イタリアのミランへ短期ローンで移籍した際にはそのまま戻ってこないのではないかとも囁かれた。それでも2009シーズン以降は連続でプレーオフまで進出しており、昨年はついにMLSの王者に輝いている。今年もファイナルへの進出を決め、5シーズン半で114試合に出場、18ゴール48アシスト(MLSでの成績)を記録。在籍期間中にはイングランド代表から外れ、ロンドン五輪の英国代表メンバーにも落選するなどサッカー人生としては決して順風満帆ではなかったベッカムだが、衰え知らずの芸術的なクロスとフリーキック、カリスマ性で数多くのファンを魅了した。

さて、去就が気になるベッカムだが、この退団発表の前にオーストラリア・Aリーグへの移籍が取り沙汰されたことは周知のことだろう。本人はそれを否定しているが、Aリーグは同日、来シーズンより4年$160millでテレビ放映権の契約が締結したことを発表している。今夏には元日本代表の小野伸二、元イタリア代表のデル・ピエロ、かつてイングランド代表でベッカムと共にプレーしたヘスキーが加入し、急速に注目を集めているAリーグ。果たしてこのタイミングでの発表とベッカム退団の関連性はあるのだろうか。

(筆:Qoly編集部 H)

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