26日に行われたオランダ・エールディビジ第32節ヘーレンフェーン戦で2ゴールを決め、チームの大勝(0-4)に貢献したAZのアメリカ代表FWジョジー・アルティドール。

ハイチ出身の両親の下、1989年にアメリカで生まれたアルティドールは現在23歳。185cmの長身と岩のようなフィジカル、高い運動能力で10代半ばから期待を集め、アメリカ各年代の代表を経験した後、2006年にMLSニューヨーク・レッドブルズでプロデビューを果たすと、2007年には18歳でA代表デビュー。そして2008年にスペイン・ビジャレアルに引き抜かれた。しかしビジャレアルではほとんど出番を得られず、シェレス(スペイン)、ハルシティ(イングランド)、ブルサスポル(トルコ)とレンタルで転々。その間、僅か3ゴールに終わり、早熟の才能として見放されつつあった。

しかし11/12シーズンにオランダ1部・AZへ加入し3トップの中央を任されると、ある程度与えられるスペースのなかでゴールハンターとしての才能が蘇る。まだ技術的に細かなところではやや雑な部分が残るものの、ボールの受け方やゴール前での冷静さと決定力が飛躍的に成長し、同シーズン16ゴールを記録。続く今シーズンもチームは不振で沈ぐなか、アルティドールはここまで得点ランク4位となる23ゴールを決め好調をキープ。AZとアルティドールの契約は残り2シーズンあるが、自身の成長にチームの低迷もあり、再びトップリーグへの挑戦も噂されている。

そんなアルティドールの今シーズンのゴール集。

ヘーレンフェーン戦の2ゴール

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名