10月23日、オーストラリアサッカー協会はアンジュ・ポステコグルー氏が新たな代表監督に就任したと公式発表した。
アンジュ・ポステコグルー氏は先日までAリーグのメルボルン・ヴィクトリーを率いていた監督。前任のオジェック解任後にカナダ戦のみ指揮したアウレリオ・ヴィドマー氏を除けば、2007年のアジアカップでベスト8に進出したグレアム・アーノルド氏以来6年ぶりの自国人代表監督となる。
Aリーグに熟知したポステコグルー氏は、就任にあたって若手の成長を促すことが重要だと話した。
フォーフォーツー
アンジュ・ポステコグルー オーストラリア代表監督
「このチームには“再生”が必要なんだ。
かつては何人かの絶対的な王者がいた。彼らは既にキャリアを終えているか、そうでなくても終わりが近づいている状態にある。
どんなスポーツであれ、王者を失ったあとはとても難しくなる。特に、その途中で経験を伝えきれていなければ尚更だ。
であるからして、それが私の仕事になる。今の王者たちから、徐々に将来王者になる人間に置き換えていきたい。私は若い選手に対して大きな確信を持っている。
私の仕事の期間は短いが、2つの挑戦をしなければいけない。一つはもちろんブラジルで最良のチームを見せること。そして、国際レベルのサッカーに若い選手を使う必要があり、誰がそのレベルでプレーできるか、誰ができないかを見極めなければいけない。
若い選手をそこに送り込むことに対して、脅えることはしない。そしてチャンスを与える前に何かを判断することもしない。そういう計画だ。
今後何年もの間チームに大きな影響を与えられる1,2人の選手を発掘できるのではないかと期待している」