先日発表された2014年W杯に向けての日本代表の新ユニフォームのテーマは「円陣」であった。
この新ユニフォームはまたたく間にサッカーファンへと伝播し大きな話題となったが、一つ気になることがあった。
それは、パンツの配色である。新ユニフォームのシャツとパンツが同色であることにどこか違和感を覚えたファンも少なくないのではないだろうか?
これまで青いシャツと白いパンツの組み合わせがお約束のように決まっていた印象があるが、ここ数年でシャツとパンツが同色になっている。これは一体なぜなのだろうか?
この謎を解く鍵は、FIFAの定める方針にあるようだ。
実はFIFAは「World Cup 2014 Regulations」の中で、以下の様な条文を記している。
W杯に出場するチームはFIFAに対し、異なる2種類の対照的な配色の(一つは暗い色、もう一つは明るい色を基調とした)1stユニフォームおよび2ndユニフォームを提示しなければならない。
どうやら、FIFAは「明るい色のユニフォームと暗い色のユニフォームをはっきりと区別して試合を行うことが、より正確な判定に繋がる」と考えているようで、このような条文を記しているとのことだ。