世界で最も愛される果物、バナナ。バショウ科の品種で、漢名では「香蕉」と書く。主に食用として生産されているが、Wikipediaによると、種によっては毒を持つものもあるという。

サッカーの世界でも、バナナの名前を聞くことがある。鋭いカーブをかけたシュートは一般的に「バナナシュート」と呼ばれており、TBS『スーパーサッカー』でも「バナナキングコンテスト」なるコーナーが存在した。あの伝説的なサッカー漫画『キャプテン翼』にも「バナナシュート」は登場する。

先日行われたプレミアリーグのリヴァプール対チェルシー戦でも、リヴァプールのジェラードがスリップし失点に直結したシーンでは、こんなパロディ画像も作成された。ある意味、サッカーという競技の中で最もその名を聞く果物こそバナナなのかもしれない。

そしてもう一つ、バナナには非常に残念な意味合いもある。それは、この黄色い果実が人種差別の手段として用いられることがあるということだ。ヨーロッパのスタジアムでは、悲しいことに黒人選手に対してバナナが投げ込まれることが多々あるのだ。