2006年から2007年にかけて日本代表を率いたイヴィチャ・オシム氏の母国と知られるボスニア・ヘルツェゴビナ。1992年にユーゴスラビアからの独立を宣言したが、紛争の影響により大きな大会への復帰は遅れ、1998年のフランスW杯予選が初参戦となった。
その後は欧州の厳しい壁に阻まれ続けてきたものの着実に力をつけ、2010年の南アフリカW杯、EURO2012と予選プレーオフへ進出(いずれもポルトガルに敗退)。そして今予選、サフェト・スシッチ監督が作り上げた攻撃的なチームは10試合で30ゴールをたたき出し、見事グループ1位でW杯初出場を果たしている。
ボスニア・ヘルツェゴビナサッカー連盟は今年3月、 ブラジルW杯に向けてadidasと契約したことを発表。ただ、おそらく契約期間の関係で、5月末まではLegeaのウェアを引き続き使用し、今月2日、ようやく新ユニフォームがadidasから正式にお披露目された。
ボスニア・ヘルツェゴビナのブラジルW杯モデル。
大きな変更点として、これまでアウェイカラーとして使用されてきた青をホームカラーに採用。デザインは代表チームらしく伝統的なカラーを打ち出したシンプルなものとなっている。
北アイルランドのホームと同じ、身頃にシャドーストライプが施された汎用のテンプレートを使用しているようだ。
というわけで、アウェイがこれまでのホームカラーである白に。なかなかサプライズなカラー入れ替えであった。
One week until the #WorldCup dream comes true. Time to make history. #allin or nothing pic.twitter.com/p9AeY5LqB5
— Edin Džeko (@EdDzeko) 2014, 6月 5
本大会でも注目のストライカー、エディン・ジェコ。新ユニフォームは3日、アメリカのシカゴで行われるメキシコとのテストマッチで初使用される。