このブラジル大会はイタリア、イングランドと同じ「死のグループ」と呼ばれる厳しい組に入った。

しかし、コンフェデで見せたように短期決戦での強さは本物。纏まりに関しては出場国のなかでも最上位で、彼らは試合のなかでの選択肢は少ないながら忍耐強い守備陣と手数を掛けずにゴールを奪える攻撃陣という確固たる武器を持ったチームである。

また、ウルグアイを世界の第一線へと引き戻したタバレス監督の大会後の去就は定かではないが、主将ルガーノ、フォルランらの年齢を考えてもこの“黄金世代”で戦える最後の大会になる可能性もあるだけにその集大成としての期待は大きい。

懸念材料は選手の高齢化、よりも前回大会で「神の手セーブ」により物議を醸したスアレスのコンディションだ。今シーズンはイングランドのプレミアリーグで得点王と最優秀選手に輝き、満を持して本大会に臨むはずだったが、大会前に手術を余儀なくされその回復状況が心配されている。

フォルランは悪戦苦闘しつつ異なる文化を持つ日本で意欲を取り戻し復調しつつあり、スアレスとカバーニの“世界最凶”コンビが爆発すれば前回大会と同様に面白い存在となる。それだけに100%とは言わずとも今はただその回復を願うばかりだ。

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