そのことを理解するには、ジェラードのチャントを聞いてみる必要がある。
Steven Gerrard, Gerrard
He'll pass a ball 40 yards
He's a big and he's f**king hard
Steven Gerrard, Gerrard
こちらがジェラードのチャントの歌詞である。
文字色がオレンジになった文字に注目。そう、このチャントにはいわゆる「Fワード」、公衆で叫ぶにはきわめて汚いスラングが含まれているのだ。
アンフィールドではほぼ毎回このFワードを含むチャントが飛び、すっかり定着してしまっている。
そこで、この悪しき風証を払拭しようとリヴァプールはバート・シンプソンを使ってお願いしているわけだ。おそらくだが、いくらまともにお願いしても彼らはこのスラングを使うことをやめようとしない。であるならば、こうしたユーモアある手段でお願いしよう、というイメージだろう。この手法はなかなかナイスである。
その証拠に、この写真のキャプションには"He's big and he's VERY hard!!と訂正がされている。これからアンフィールドを訪れるサポーターは、該当部分を"very"にして公序良俗的に問題ないよう歌ってみた方が無難かもしれない。